日々生きる中で浮かぶ思考。
意味を持たず、それに意味を付与する作業。
時間にして10秒弱、いやそれすらもっと短く。
ただただ浮かび、疑問に答えてみたり、捻ってみたり。
何にもなれなかった思考。
浮かび、にじみ、意味を持たず消えていく思考。
この一連の流れに一体なんの意味が?
しかしそれが僕の生きている証拠であると、どっか知っている気がする。
では…僕は、僕が生きている事に意味を与えられていないのだろうか。
そんなふうに繋げてみた。
僕はきっと何事にも本気じゃないのだ。
あの浮かびあがる一瞬の思考にさえも。
「ぼんやりしてんなよ、一瞬一瞬真剣に生きろよ」
声がした。
僕の心の右下の方、光の当たらない底に誰かがいるような。
こんな妄想じみた思考。
きっと明日には忘れてるような事。
それでも意味があると信じてみようと思った今日、今。